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2004/05/02

36.空虚

 おひさしぶりの更新です。日記の方はちびちびやっていますが、こっちの方はすっかりペースが落ちてしまいました。「書かないの?」とかたまに聞かれるんだけど、別にやめているわけではないんです。なんとなく書けなくなっただけ。そして書けない時期には無理して書かないというようにしてるだけ。まあ気が向いたらそのうち書きます。といっても、ここのところいろんなことに対して意欲が薄いので(「ねぇ好きってなんだっけ?」)、どれだけやれるかはよくわからないのですが。
 あるいは日記をこっちに統合しちゃうというのもひとつの手なのだけど、それもなんだかなーと思って手つかず放置野ざらしの状態になっています。書きかけの残骸もたくさんあります。さてさて、まったくどうしたものか。ねぇ。

 さて、きのう髪を切りに行ったついでに、またふらふらと横浜のあたりをぶらついてきました。特にこれといった当てもなく街中をぶらぶらするのが好きなんだ。
 あまり時間が取れなくてざーっと見ただけだったのだけど、しばらくぶりに見た洋服屋の店の中には、まだ4月だというのにノースリーブのタンクトップが山のように出ていました。去年から流行みたいな感じにはなっていたけど、しかしいくらなんでもこれは量が多すぎるぜ。これでは「ただ流行りだから」「みんないっせいに」ってことになってしまわないか(そう言いながら自分もひとつ買ってしまったけど。結構好きなんだよね、これ)。

 ともあれ、基本的に好きなんだなーと思う。買い物。いや、買い物自体というか、服とか靴とかカバンとか、その他もろもろ。そしてその傾向は、どうも年々顕著になっているような気がしてならない。
 以前はファッションというのは基本的に自己満足の世界なんだとばっかり思っていたのだけれど、どうも最近、あながちそうとは言い切れないのではあるまいかと思い至るようになった。そしてこと自分の場合、自己満足という要素ももちろんかなりあるのだけれど、しかしある一定の部分、もしくはそれ以上の割合で、「自分がまわりからどう見られているか」というのが結構大きいような気がしてきた。
 僕のまわりには着るものとか髪型なんぞにはてんで頓着せず、「そんなのどうでもいいじゃない」という人がちらほらと散見されるのだけれど、やはりその辺、自分とは合わないなあと思う。「どうでもいい」なんてとても言えない。やはり服や外見は大事ですぜ。決して<きちんとした身なりをして常に清潔に保たなければならない。ティッシュとハンカチは必ず持って、しかもそのハンカチはゆうべアイロンをかけたものでなければならない>みたいなふうにはクソほども微塵も思っていないけれど(実はそーゆー「きちんとした」格好というのがいちばん苦手だったりする。その辺のことは今後書くことがあるかもしれない)、でもやはりいくばくかの気持ちは遣っていたいと思う。つうか基本的に好きだ。もちろん、そればかりに意識がいってしまって、すっかり<自意識過剰君>の男の子みたいになってしまうのは、ヒジョーに、かなりの確率を持って「イヤだ」と言えるのだけれど(いますよね、そういう子って)。

 どうしてそんなにまわりの目が気になるのだろう? たぶん自己イメージが空虚だからじゃないかな。自分が何者なのかを、いまだ探しあぐねているからじゃないかな。
 以前浜崎あゆみのライブを見に行って、そのレポートを書いたことがあったけれど、あの時「あゆ」に対して感じたものと似たものをしばしば(いや、たまに)自分に対して感じることがある。自分の自己イメージ、自分のスタンス、「おれはこういう人間なんだ。これでいいんだ!」みたいな根本的な自己肯定感。どうも自分は、そういうものを持ちきることができないでいるような気がする。逆に、スタンスさえ定まってしまえば強いのだけど、それがなかなか……という困ったループ。まあ、まわりの人にそこがどう見えているかはよくわからないんだけどね。
 ま、要は案外、自分って空虚な人間なんじゃないかなーってことです。確かな自分をつかみたい。じぶんは何者なのかを探したい。ひきこもり系よりはじぶん探し系。そんなの空虚な幻想だよと言われてしまえばそれまでかもしれませんが、でも自分にとっては目の前にある現実なのです。いやいや、困ったねぇ。どうしたもんだか。

 暗い話ばっかでもなんなので、違う話。
 あんまり音楽は熱心には聴いていませんが、ここのところは椎名林檎の「やっつけ仕事」がすばらしーです。どうも鬱っぽいな(日記参照)。
 そのほかではレディオヘッドのカヴァーをしこしこと集めて聴いています。あ、レディオヘッドのカヴァーといっても、レディへ「が」カヴァーするんじゃなくて、レディへ「を」カヴァーするの方ね。
 具体的にいくつか挙げると、かの名曲「Creep」は、椎名林檎(live)、ACO、ボブ・ディラン(demo)、エディ・ヴェダー(live)、The Cure(live)、Moby(live)、プリテンダーズ(live)。
 ほかの曲では、アラニス・モリセットの「Fake Plastic Trees(live)」、アンスラックスの「The Bends」、The Darknessの「Street Spirit (fade out)」、サラ・マクラクランの「Climbing Up The Walls(live)」、ジョン・メイヤーの「KID A」、ジョン・フルシアンテの「You And Whose Army?(live)」といったところが面白い。「Creep」をカヴァーしたアーティストなんてうじゃまんといるんだけど、出来が良いのはこんなとこでしょう。
 ほかでは、Christopher O’Rileyというクラシック系のピアニストが前面レディへのカヴァーというアルバムを出しています。1曲聴いたけど、これも面白そう。それから、Brad Mehldauというジャズ?ピアニストが、レディへの曲を何曲か弾いています。いやいや、これが良かった。お暇な人はsoulseekでも使って探してみるとよいかと思います(MXじゃまず見つかりませんので)。

 と、ひさびさにオンガク話を書いたところでこの辺で。今日はこれから田植えの手伝いに行かなければなりません。地味なGWだ。もっともパソの前でくすぶってるよりも、身体を動かした方がずっと良いわけで、良い機会かなーとも。ごく数日ですが、ネットのない生活も満喫できるし。では。

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