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2005/08/25

【香港的小旅行記 第28回】

 ■中環~銅鑼灣:

 セントラル・ビルをあとにした僕は、ちょっとだけその界隈を歩いてみて、それから地下鉄の中環(セントラル)駅の構内へと降りる。ここからブルーの港島線に乗って、銅鑼灣(コーズウェイ・ベイ)まで行くのだ。
 港島線の中環と銅鑼灣の間には、金鐘(アドミラリティ)と灣仔(ワンチャイ)というふたつの駅があって、金鐘には高級ホテルや映画館、デパート、高級スーパーなどを併設した「パシフィック・プレイス」というこれまた大きなショッピング・エリアがある。時間があればここも見てみたかったのだが、このパシフィック・プレイスというところも、ランドマークほどではないにせよやはり高級なお店を中心に構成されているようだったので、ひとまずパスということにする。もし時間があるようなら明日見よう。
 金鐘からひと駅東に行った灣仔には大きなショッピング・ゾーンと呼べそうなものはなく、その代わりに「香港コンベンション&エキシビション・センター」という名前の大きな国際会議場がある。ここはアジア最大の規模と最新設備を誇る国際会議場で、5年前の1997年には香港の中国への返還式典が行われたところだ。写真を見てみると、シドニーにある有名なオペラ・ハウスみたいな感じの建物が海に突き出るようにして建っている。まあ横浜でいえば「パシフィコ横浜」みたいなものだろう。ここには大きな展示場もあるとのこと。
 きっと設備はすごいのだろうが、こういうところは実際に行ってみても建物以外には見るべきものがないことが多いので、ここもパスにする。それにここは灣仔の駅からちょっと距離がある。もっと涼しい時期ならともかく、今日みたいな暑さの日にそこまで行って帰ってくるのはかなり億劫だ。そういうわけで、僕はこのふた駅をすっ飛ばしてその向こうの銅鑼灣まで行くことにした。時間と体力の節約。


File0178
(香港島の北側を望む。真ん中がエキシビション・センターです)


 中環から銅鑼灣までの所要時間は6分。料金は覚えていないが、3駅しか離れていないのだから、おそらく6、7ドルというところだろう。
 銅鑼灣というところは、東京でいえば新宿とか渋谷みたいな街とでもいえばわかりやすいかもしれない。若者が多いし、中環に較べたらこっちの方がずっと庶民的な感じがする。おそらく同じ繁華街でも、中環→金鐘→銅鑼灣という順番でだんだん庶民的になっていくのだろう。銅鑼灣を新宿・渋谷とすれば、中環はまさに銀座や赤坂といった感じだから、僕がいまひとつ馴染めなかったのも仕方のないことかもしれない。となると、金鐘はさしずめ青山あたりといったところか。そういうふうに考えると、香港の街の構図もだいぶわかりやすくなる。
 銅鑼灣はショッピング・スポットの多い地域である。ハーバー・シティのように計画的に整備されて一箇所にぼこっと固まっているのではなく、渋谷とか新宿みたいな街と同じように、いろんな建物がその辺一帯に分散しながら建っている。
 中でも数が多いのがデパート。香港には日系のデパートがいくつか進出していて、銅鑼灣だけでも、そごう、三越、西武の3つが出店している。バブルの時代にはもっとたくさんあったのかもしれないが、いまは3つだけ。まあ一箇所に3つも出てれば十分だろうけれど。
 特にそごうは銅鑼灣の目抜き通りのすぐ目の前にあり、そごうの入り口が待ち合わせスポットになっている。新宿のアルタ前とか、渋谷のハチ公口みたいなものだ。
 やはり日曜日だからか、この辺りは人出が多い。すごく多い。人が多いだけでなく、道路にはバスやら車やらタクシーやらいろんな広告をべたべたと貼り付けたトラム(路面電車)やらがとにかくひっきりなしに走っているから、排ガスなんかのせいもあってむわああっと暑い。そごう前の交差点の人混みなんかは、ちょうど新宿や渋谷の雑踏を思わせる。
 もっとも、銅鑼灣という地域はそれほど広いところではなくて(これは中環や金鐘についても言えることだと思うけど)、広さで言ったら新宿・渋谷それぞれの3分の1か4分の1程度しかないところだから、「とにかくたくさんの人がいる」というよりは、「狭いところにぐちゃっと人が固まっている」と言った方がより正確なのかもしれない。でも「人口密度が多い」ということに関しては何の変わりもないので、この暑いさなかにこういうところを歩いていると、それだけで結構げんなりしちゃうことになる。


File0175
(銅鑼灣最大の待ち合わせスポット、そごう前。すごく目立ってます)


 屋外にいても暑いだけなので、とりあえず手近なデパートに入ってみる。まずはそごう。
 そごうは待ち合わせのスポットになっているだけあって、香港ではかなり人気のあるデパートみたいである。外も人が多かったが、中に入っても人混みの量は大して変わりがなかった。とにかく人がたくさんいる。中はどこに行っても歳末商戦まっただなかみたいなことになっていて、のんびり品物を見て歩くなんてことはなかなかできない。軽く何フロアか歩いてみたが、品物は結構いいものが揃っているけど、値段も結構高いので、「これは」と思うようなものにはめぐり会えなかった。まあべつに買い物がしたくてここに来たわけじゃないからどっちでもいいようなものだけど。ここで買ったのは、香港名物トラムのミニカーをひとつ(39ドル50)。


File0174

(銅鑼灣の喧騒。新宿や渋谷をもっとごみごみさせた感じ。暑いし)

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