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2006/04/18

“黄金の月”

スガシカオの“黄金の月”をよく聴いています。
この“黄金の月”と“あまい果実”、
そして“アシンメトリー”の3曲が近頃のへヴィー・ローテーション。
i-Podの中ではこの3つがひっきりなしにかかっています。
よくわからないけど、なんだかそういう気分なんだな。
「どういう気分なんだ」と突っ込まれると、うまく答えられないのだけれど……。

“黄金の月”は何年か前に友達におしえてもらったのがきっかけで
聴いたのですが、その時はいまいちしっくり来なかった。
でも先日、村上春樹の『意味がなければスイングはない』を読んで
<ちょっと聴いてみようかな>という気になったのです。
「村上春樹の言うことならなんでも聞くのかよ」と言われると、
これはこれでまた弱り果ててしまうのですが……。

やはりこの詞が心を惹きつけるのだと思う。
“黄金の月”でいえばこんな感じだ。


  僕の情熱はいまや 流したはずの涙より
  冷たくなってしまった
  どんな人よりもうまく 自分のことを偽れる
  力を持ってしまった
 
  大事な言葉を 何度も言おうとして 
  吸い込む息は 胸の途中でつかえた
  どんな言葉で 君に伝えればいい?
  吐き出す声は いつも途中で途切れた


  君の願いと 僕の嘘を合わせて
  6月の夜 永遠を誓うキスをしよう
  そして夜空に 黄金の月を描こう
  僕にできるだけの 光を集めて 光を集めて

  僕の未来に 光などなくても
  誰かが僕のことを どこかで哂っていても
  君の明日が 醜く歪んでも
  僕らが二度と 純粋を手に入れられなくても


いままでこういう経験があるわけじゃない。
全然ないし、まったくない(無いに越したことはない)。
けれどこの切ない歌の歌詞は
まるで予知夢か何かのように僕の心を捉えて離さない。
あるいはひょっとして、この先こういう思いをする日が来るのかもしれない。
そんなことがないと良いのだけれど、自分の勘は当たるから恐ろしい。
ホント、そんな日が来なければいいのだけれど……。

この曲は贖い(あがない)の歌だと思うのだけれど、
はてさて、いったいどうなんだろう??

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コメント

すみれ7494さん、コメントありがとう。
こっちの勘違いで承認しないとコメントが表示されない設定になってました。
ゴメン。もう大丈夫です。

スガシカオはここしばらくのあいだ「けっ」って感じで聞いてなかったのだけど、
突然リバイバルしてしまいました。

歌詞の解釈はもう自分なりでいいと思うんだよね。
批評なんかの場合は元のテキストをきっちり読み込むことが必要になるけど、
歌の場合は聴いた瞬間からリスナーのものになるわけで……。
だから主観的解釈で全然おっけーって思うわけ。
また気が向いたらメールでもコメントでもちょうだいな。
ありがとう。またねん。

投稿: ねじまき鳥 | 2006/04/29 20:42

何故だ・・・。昨日、お詫びと訂正を書き込んだんだけど・・・。
もう一回チャレンジ(しつこかったらごめん!!削除してもらっても構いません)
まず、どうにも女の思い入れが強い主観的文章ってのは吐き気がするもの。それをここに書きなぐってしまったことは非常に失礼なことだったかなぁと思い。
改めて、お詫びと訂正に参りました。
関係ない曲の訂正をわざわざするのもどうかと思うけれど。
×「黄色いサービス・クーポン」→○「サービス・クーポン」で、歌詞も「キイロイ」となっていました。しかもクーポンがないとは言ってない・・・(いかに耳だけで、しかも主観的解釈で歪んでいるかが明白)

どうも、私は「オレ節」が鼻につく文章を書いてしまうようで。反省。

「あまい果実」は、時と感情の流れが生生しさとなって内蔵に届く感覚。
「アシンメトリー」(Smile)は手元になくて、TIMEばかり聞いているのでどんな曲だか忘れてしまつた・・・(ヤバイ)

足軽女でお目汚しを失礼をば・・・。(逃)

投稿: すみれ7494(たまやん) | 2006/04/26 13:14

訂正&お詫び

つい、主観的な意見書き込んでしまつた。申し訳ない。思い入れどっぷりの女の見方って、結構ウゲッと来るもの。
どうでもいいファントークをぶちかましてしまったことをお詫びします。
それと、「サービス・クーポン」が正解で、歌詞にも「キイロイ」とあり、内容も大分、私的解釈によって歪んでいたであります。(いかに歌詞見ずに耳だけを頼りに頭ん中でグルグルさせてるかがバレる)
申し訳ない。

「あまい果実」の、生生しさ。
果実が腐っていく時の流れと感情の変化が絡んでいく様が胸倉捕まれるね。
「アシンメトリー」は音源手元にないのでどんなのか忘れてしまった・・・。またまた余計なコメントでした・・・失礼しまーす(逃)

投稿: すみれ7494(たまやん) | 2006/04/26 01:16

最後の「夜空に光る 黄金の月など なくても」 が、私には、
贖いようにも贖えない、
僕に出来るだけの光を集めようとも、それを飲み込むほどの闇に生きている僕ら、君、の現実を、つきつけている。
光を求めようとも、どうにも届かない、手に出来ない、この現状を唄うことで、受け入れていこうとしている・・・。のかな、と。
そんな風に、私には感じたよ。

アルバム、聞いてるかな?
ねじまきくんの観点とは違うかもしれぬが、私のシカオ論(と言うほどのもんじゃなし)を勝手に話すと。
例えば、「カラッポ」では、「正しいのは僕一人でいい」といいながら、自他の罪や如何ともしがたいモノを並べて、それでも「見捨てたのは 僕じゃないんだ」と、誰かに分かって欲しい、君には、と唄っている。
「黄色いサービスクーポン」(?)では、「神の手を持つ彼女の左手で」と欲しながら、それに与かれるサービスクーポンがない、と唄っている。
「光の川」では、やっぱり「全ての祈りが輝きはしないけれど 車は いつの間にか光の川に消えてしまった」と、一言も声が掛けられなかった君が、光の中に消えていくのを見ながら、そこに僕の願いを託しているようにも思える。

昔から、何かしら、求めるけれど、得られないのは承知の上で求めてしまう。その浅はかさだったり、罪深さを重ねていくことだったり、それでも明日へと生きていく姿を、まざまざと唄っている、その歌に、私はとても惹かれる。(そして、同じ罪深さを持つ人間として、いろんな視聴者が、共感したり、なんだか分からないけど、ずしんと心に響いたりしているんじゃないかな。
更に余談だが、「月とナイフ」は、偶然にも、「愛について」に次ぐ、私の好きな曲でもあり。男の視点から見ても、魅力的な曲は曲として心に響くんだなぁ(当たり前?)と思ったのでした。
ちうか、村上春樹が、こんな風にスガシカオを愛聴してるとは知らなんだ。ロマンティシズムを感じるんだよね。(なんじゃそりゃ)

シカオファンには、サラリーマンや男性人が非常に多い。最近、私がチケットを譲った若い男の子(格好がシカオもどき)は、中学生の頃からファンだったらしく「屈折の仕方がカッコいい!!」と熱弁しておった。あの男の旨味が分かるとは、男としていい感性しとるぞ、頑張れ青年!(老婆心)なんつって三十路女は思ったのであった。

とまぁ、どうでもいいこと書きなぐってしまって、すまんこってす。(そそくさ)
でもね、やっぱりいいもんはいいんだよねー(しみじみ)
ついでに、私のヘビロテは(どうでもいいって)「光の川」「アーケード」「風なぎ」です。

投稿: すみれ7494(たまやん) | 2006/04/25 01:46

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