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2010/08/23

アマルフィ

「リストランテ・アマルフィがどこにあるかわかりますか?」
と声をかけてきたのは若い女性の二人組だった。
はじめは声をかけられているのが自分だとわからなかったのだが、
二度同じことを訊かれて初めて我に返った。


信号待ちをしていた僕の前に立っていたのは20代前半くらいの二人組。
これからパーティーでもあるのか、二人とも洒落たドレスを着ている。
そして……ごく控えめに言って、どちらもかなりの美人さんだった。


そのレストランの名前ならさっき道ばたの看板で見た。
その看板を見て「あの映画、まだ見てないんだよな……」
と思ったから印象に残っている。
でも残念ながら地元民ではないので、どこにあるかまではわからない。
「すみません、地元の人間じゃないんでちょっとわからないです」
もう少し話していたいような気もしたけれど、あまりにも唐突な出来事だったし、
その時の僕はそう答えるだけで精一杯だった。


いやー、びっくりした。こんなこともあるんだ。
あんなに綺麗な人に声をかけられたのは生まれて初めてである。
ふだんの僕の生活圏にはここまで綺麗な女性はいないし、
あまりにも唐突な出来事だったので、つい呆気にとられてしまった。
「綺麗」と「可愛い」、そのどちらかと訊かれても困る。
「そのどちらも」としか言いようがない。たぶん好みなんだろう。


でもなー。
仮にお店の場所を知ってたとして、
だからどうなったというわけでもないんだよなー。


まあ、声をかけられるということは一応安心感はあったであろう訳で、
そういう意味では良くもあったのかなーとか、思ったりもする。
うーん……。

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