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2010/08/29

「娚の一生」

本屋で少女マンガ特集が載っている「ダ・ヴィンチ」を手に取って以来、
少女マンガブームが再燃している。最初は5年ぐらい前だったかなあ。
『僕等がいた』や『砂時計』、
『NANA』に『ハチミツとクローバー』なんかが好きになった。

「ダ・ヴィンチ」ではいろんなランキングが載っていて、
いろいろチャレンジしてみたくなったのだけど、
少女マンガのうちの8割は絵柄が受け付けなくてダメという元来の性格があって、
なかなか気に入るものに巡り会えなかった。

そんな中、ふと気になってしまったのが、西 炯子の『娚(おとこ)の一生』。
30代半ばの大手電気メーカー勤務の女性と、50過ぎの大学教授が
妙な縁で共同生活を送るようになり、お互い意識し始めるというお話なのだが、
躍動感のある展開というよりは、なんかこうどこに行くわけじゃないんだけど
独特のテンポというか間があって、この感覚が結構心地よい。

あと、「お寺さんは?」みたいな説明なしの会話が生き生きしていて、
「あー、うちの田舎もこういうとこあるよねー」と自然に作品の世界に入っていける。
「法事の時ってこんな感じだよねー。あーそうそう、この器」みたいに。

わりにうじうじと考えてしまうつぐみ(主人公)と自分はかなり
重なるところがあるので、次みたいな会話は結構はっとさせられた。

「もうはずみで何かできる歳じゃないんです!」
「アホか。年とったらもうはずみでしか何もでけへんのじゃ」

そうかもしれない……。

Otokono_isshou


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