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2013/10/16

■10月2日(水) 仙台・5日目(その1)

今日は被災地。レンタカーを借りてまわることにする。
本日の天気は雨。こちらに来てからは初めてだ。
被災地を訪れることで、なぜだか緊張してしまう。

朝に駅前のレンタカー屋さんに電話をかけて、日産「ノート」を予約。
一人だから軽でもマーチでもなんでもよかったんだけど、
たまには普段乗らない車に乗ろうと思って。
「ノート」にしたのは、マーチの次に小型なのと、
「カラマーゾフの兄弟」というドラマの合間にやっていた
バカルディのCMが印象に残っていたから。
バカバカしいんだけど好きだな、あのCM。
DVDだとカットされちゃうので、HDDに録画したドラマが消せなかったりする。


■宮城県南三陸町
1日ですべてを見て回ることはできないので、
重点ポイントを南三陸町と陸前高田市に絞る。
高速の南三陸道に乗って石巻市を通過。
南三陸町に向かう。

南三陸に行こうと思い立ったのは、仙台空港の本屋さんで
『南三陸から 2011.3.11~2011.9.11』という写真集を手に取ったから。
震災前からあとまでの記録を収めた写真集だが、
何か伝わってくるものがあった。
いちど足を運ぶべきだという気持ちになったんだな。

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冷たい雨のそぼ降る薄暗い雲の下、
テレビの見たことのある鉄骨の柱が見える。
津波で崩壊した町役場の残骸。
維持費の問題で保存が叶わず、
近々取り壊されることになったという記事をネットのニュースで見た。
小さな祭壇には、花と千羽鶴とが供えられている。
車を降りて近づき、
「津波の時にここにいた人はどんな気持ちになっただろうな」
ということを考える。
なぜかはわからないが、
「何もできることがなくてごめんね」という気持ちが湧いてくる。
僕にできるのは、この光景を目に焼き付けておくことだけだ。

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津波で流されてしまった地域らしく、あたりには何もない。
高台の家は無事のようだが、海に近くて海抜の低い土地は
すべて津波に呑まれてしまったようだ。
川の水位が高くて少し怖い気持ちになる。
午後2時に大潮だと言っていたから、それの影響もあるのだろう。
あたりには護岸工事のためのダンプカーがひっきりなしに走っている。

白壁の病院のような建物はまだ残されているが、
中は窓ガラスがすべてなくなり、
廃墟状態で野ざらしになっている。
さっきの写真集では、近くの病院の4階付近まで波に呑まれていたから、
この「○○会館」(名前忘れた)も津波に呑まれてしまったはずだ。

とっさにこの建物に逃げ込んだ人たちは全員助からなかっただろう。
なす術なく海面を見ていた人たちの気持ちはいかばかりだっただろうか。

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町役場跡から400メートルほど離れた高台の下には、
流された自動車が何台か並べられていた。
津波の凄まじさがダイレクトに伝わってくる。
車に閉じ込められたまま亡くなった人たちも多かっただろうなあ。
もはや何も言えない。

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それから、高台へと登る坂道には、こんな標識が書いてあった。
新しいものかもしれないけど、
津波が身近にある場所なんだなあとあらためて実感。

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